国民病、高血圧
厚生労働省 報道発表資料 「平成18年 国民健康・栄養調査結果の概要について」内「第4部 生活習慣病等の状況」より 塩分と高血圧
高血圧の原因は様々ありますが、最も大きなものは、塩分の摂りすぎです。塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を下げようと、水分を血管内に吸収します。すると、血液の量が増加し、高血圧となります。
よって、高血圧の予防には、減塩が効果的と言えるのです。減塩のコツ
塩分を単に減らすと、いつもの味に慣れた人にとっては「薄い」味付けと感じられ、満足度の低いものとなってしまいますが、コツを掴めばおいしく減塩する事ができます。
まずは、毎日食卓にのぼるお味噌汁で、減塩してみましょう。
単に味噌を少なくするだけでは物足りない味になってしまいます。しかし、昆布や鰹のだしを普段よりも少し多めに使用する事で、味噌は少なくても風味豊かで美味しい味に仕上がります。
簡単に減塩をしたいという方は、減塩タイプの調味料や商品を利用してみましょう。
現在、減塩タイプの商品は沢山発売されているので、食べなれた味のまま、気軽に減塩を始める事ができます。普段塩こんぶを使っている方でも、減塩タイプを選ぶと良いでしょう。
柑橘類やお酢の酸味、ゆず・しそ・ハーブ類の香り、カレー粉や唐辛子の辛さなどを上手く利用すると、薄味でも味に変化をつける事ができ、飽きずに食事ができます。
カリウムは、海藻・野菜類・果物に多く含まれます。しかし、カリウムは茹でると水に溶け出してしまったり、熱を加えると減少してしまうものもありますので注意が必要です。