昆布を水に浸けてしばらくすると、ネバネバヌルヌルとします。これは昆布に含まれる、食物繊維のひとつであるアルギン酸が水に溶け出しているために粘性が生じるためです。
くらこんの工場では、過去に毎日昆布を水洗いする従業員の手がいつも手荒れせずスベスベで綺麗に潤った手をしていたという話を聞いたことがあります。
あなたも、毎日ネバネバヌルヌル昆布を食生活にも取り入れてみませんか?
カルシウムといえば、牛乳を連想されますが、実は昆布もカルシウムが多く含まれている食品の1つです。昆布の種類にもよりますが、牛乳の3~8倍のカルシウム * が含まれています(*可食部100g当たり:日本食品標準成分表2010より)。
カルシウムは骨や歯と密接な関係があり、特に女性はホルモンの関係で骨粗しょう症になりやすいため、摂取が必要なのはご存知だと思います。ですが、実は肌にも関係があり、肌の角層を強くし、外部から肌を保護するバリア機能の役割にもなると言われています。
年齢を重ねても骨や歯・肌が元気でいられるように、今からカルシウムを取り入れる食事を始めませんか?
厚生労働省では、緑黄色野菜は”可食部100gあたりカロテン含有量が600μg以上のもの”と定義しています。カロテンは体内でビタミンAに変換され、ビタミンAは夜間の視力の保持を助けたり、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれます。パソコンを良く使う方やエアコンに常にあたっている方は、足りていないかもしれません。
昆布のカロテン量は、種類によりますが、日高昆布などのミツイシコンブには2,700μg * 含まれています(*可食部100gあたり : 日本食品標準成分表2010)。これは日本かぼちゃの約3.2倍にあたりますので、昆布は緑黄色野菜に匹敵する海藻なのです!
明日からは、色とりどりのサラダの中に昆布が仲間入りしているかもしれませんね☆
女性にとってなくてはならない成分、それは"鉄分"。女性は月経のたびに血液が失われるため、血液に含まれる鉄分も損失してしまいます。
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、成人女性(18~49歳)では1日あたり約10.8mgの鉄分摂取が推奨されています。しかしながら、現状は鉄分不足の女性が多いとも言われています。鉄分が不足してしまうと、貧血はもちろんメイクのノリも悪くなったり、疲れやすくなってしまいます。
鉄分といえばレバーやプルーンが思い浮かぶと思いますが、実は昆布にも鉄分が含まれています。昆布の鉄分量も種類によりますが、鉄分が最も多い細目昆布では9.6mg * 含まれています。(*可食部100gあたり : 日本食品標準成分表 2010)これは乾燥プルーンの9.6倍にあたります。
昆布は女性にとってまさに強いミカタ!!
レバーが苦手な方も昆布で鉄分を摂取してみてはいかがでしょうか。
女性のほとんどが経験する悩みといえば、”肌荒れ”ではないでしょうか。仕事によるストレスや成長期に起こる不安定なホルモンバランスにより肌のトラブルは起こりやすくなります。毎日お肌の調子をよくするために、日々のスキンケアはもちろん重要ですが、体内からのスキンケアも必要です。
お肌の調子を整えてくれる成分といえば、ビタミンCを連想されるのではないでしょうか。意外かもしれませんが、『ビタミンB2』も皮膚の健康維持を担っています。肌荒れが気になる方はもしかするとビタミンB2が不足がちになっているのかもしれません。
ビタミンB2はレバーやしそに含まれていますが、昆布にもビタミンB2は含まれています。昆布の種類にもよりますが、ビタミンB2が最も多く含まれている日高昆布(ミツイシコンブ)には0.6mg * と豊富に含まれています。(*可食部100gあたり : 日本食品成分表2010) これはしその葉の約2倍の量になります。
『すっぴん美人』を目指して、これから昆布を取り入れた生活を始めてみませんか。