[晩夏から冬にかけて]
遊走子(ゆうそうし)が放出
遊走子のもつ2本の繊毛で、海の中を移動し、岩に着生し、成長します。
[冬から早春にかけて] 遊走子は、昆布の幼体となります。
[夏から秋にかけて]
大きく成長しはじめます。1年目の昆布は水昆布と呼ばれます。
水昆布の葉体の先端の古い部分が枯れ始めます。
再び、成長活動が活発化。 古い1年目の葉が枯れていき、その葉体の下から
新しい組織が出来てきます。 この現象を 「突き出し」と呼びます。
一年目の葉はすべて枯れ、全体が二年目だけの葉になります。
成昆布として採取されます。
水昆布は、葉も薄くとても小さなもので、水昆布を商品として採取することはほとんどありません。
水昆布はその着生の状態で次年度の作況の目安とされます。
2年目の昆布は、1年目の水昆布とは長さ、葉幅、厚さなどがまったく異なったものとなってしまいます。
これは1年目の水昆布がそのまま育つのではなく、まったく生え変わり別のものとなるためです。
昆布漁師は一目で水昆布と成昆布を見分けることができます。
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